前沢集落が重伝建になりました。

以前、まち活で紹介した、福島県南会津町の前沢集落が、6月20日、国の重要伝統的建造物群保存地区に正式決定しました。


茅葺屋根の中門造り民家の集落です。


解説

新潟県から広がる中門造り民家の分布する地域において、最東南端に位置し、明治40年に大火で集落が全焼したため、ほとんどが明治40年以降の建物である。そのため、日本の木造住宅文化が最も成熟した時期の建物であり、大変意匠性に優れている。

 
福島県の中では2番目の重伝建地区の選定であり、原発の問題で暗いニュースが多い中、明るいニュースとなると思います。
 
国立公園の尾瀬に隣接し、民家を活用した民宿が数多くあり、岩魚や山菜などの郷土料理がたらふく食べられます。まちづくりをしていると、いろいろな地域で蕎麦を食べますが、この地域で食べる蕎麦が一番うまいのではないかと思います。(中でも湯ノ花集落のいせやさんは究極です。)
福島に行く際は是非足を延ばして頂けると幸いです。