密集市街地を考える Ⅰ

最近、まち活MLの中で、密集をひとつの大きな論点とし、下記のような議論が交わされています。
1.行政や補助金ありきの行政主導型の状況を打破できていない。→地域の投資による事業、自立更新のあり方が必要。
2.事業が単発で終わり、派生効果を生まない。→地元の商売や産業との連携、面的広がりをどう生み出すのか。
3.専門家の力量は十分か?→何をしていくべきか。

私見でいえば、個人的には,生活空間として木造密集市街地は好きです.ありふれた言い方でですが,人々の生活をつつみこむまちのあり方や人々のつながり,地域全体を見渡せるスケール感等の“らしさ”を残していくための手法はないものかと思います.

また同時に、災害時にも目を向ける必要があります。阪神・淡路大震災から十数年経過しましたが、首都圏に震災が来た時に“もう少しなにかできていた気がする”という議論をまたぶり返してしまうのでしょうか。

まちづくりの専門家の間でも、総論賛成、各論尻込み・・・みたいな状況が生まれているのかもしれませんね。
一体、専門家は、地域は、どのように動いていけばいいのでしょう。
悩ましいですが、一歩ずつ前進するしかないですね!!