「東日本大震災復興まちづくりセミナー」のお知らせ
「東日本大震災復興まちづくりセミナー」をお知らせいたします。
先日刊行されました「季刊まちづくり 32号」、必読ですよ〜!
- 作者: クッド研究所,学芸出版社
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2011/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
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セミナーの開催内容は下記にの通りです。
ふるってご参加ください!
東日本大震災復興まちづくりセミナー 「暮らしと産業の再生に向けて」
(三井所清典、富田宏、後藤春彦 他)
【趣旨】
東日本の人々の生業とくらしが奪われたあの日から半年がたち、その衝撃と慟哭を目の当たりに呆然と立ち尽くしながら、私たちが「季刊まちづくり」に報告と考察を書き終えてからも、既にかなりの時間が過ぎました。
そして今、被災地では復興に向けて話し合いが本格的に始まっています。
そこで、最新の状況を紹介するとともに、さらに一歩進め、復興に向けた具体的な議論と提案を行いたいと思います。
なお限られた時間で議論を深めるために、季刊まちづくりで報告・考察した内容の紹介は最小限に留め、新たな問題提起と議論の時間をたっぷりととりたいと思います。
是非、「季刊まちづくり32号」をお読みのうえ、ご参加ください。
○日時・場所
2011年10月1日(土)12時45分〜18時00分(12時30分開場)
早稲田大学理工学部55N第二会議室
会 費/無料、定員60名(先着順)
問い合わせ先/学芸出版社編集部・前田裕資
(maeda【A】mbox.kyoto-inet.or.jp)
※上記アドレスの「【A】」を「@」にかえてご連絡ください。)
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○主要プログラム第1部 木造仮設の成果と木造復興住宅への展望
(12時45分〜14時45分)
現在、仮設住宅の建設がほぼ完了し、数多くの仮設住宅が木造でつくられ、またその質も本設住宅に値するものもできている。資源循環、被災者支援の観点から、仮設から本設への連続的復興に向けて更なる展開が期待される。一方、現地では改修工事が始まり、後背の安全な土地では住宅再建も始まりつつある。震災復興では、膨大な量の住宅再建需要が一度に発生するため、地場の工務店や大工など、これまで地域の住宅生産を支えてきた供給体制だけでは、再建が間に合わず、結果として大手中心の住宅再建が進み、地域の「生業の生態系」が途切れてしまう。東日本大震災における木造仮設住宅、住宅再建支援の議論を通して、地域の復元力のある復興について、会場も交えて議論を深め、その取り組みの輪を広げていきたい。
1 東日本大震災での木造仮設住宅建設の一連の取り組み
三井所清典/アルセッド建築研究所・芝浦工業大学名誉教授
2 山古志での復興住宅の取り組みから
益尾孝祐/アルセッド建築研究所
3 東日本大震災への復興住宅の提案
武田光史/アルセッド建築研究所
議論:
参加者 三井所(前掲)、益尾(前掲)、武田(前掲)、会場の皆様
第2部 中小漁村集落の生業と暮らしの再生
(15時〜18時)
季刊「まちづくり」執筆後、各方面からさまざまな提言や構想が世に問われると同時に、被害の実相と再生に向けた現実的な課題も霧が晴れるように見えてきた。すでに動き始めた漁村現場の再生選択のかたちはひとつではないし、全く再生への光さえ見えない漁村もある。私たちは、地域計画に関わる研究者、プランナーの責務として、あれから半年後の今、見え始めてきたものと未だ見えてこないものを見極めながら、鎮魂と夢とリアリズムに裏打ちされた漁村再生のシナリオについて再度議論を深める場を持ちたいと思う。
1 漁業と漁村(生業とくらし)の再生にむけての論点整理
富田宏/漁村計画代表
2 浜々の特性で湧き上がる漁村集落の再生の今と課題
佐藤宏亮/早大助教
3 水産業を復活させる絆づくりの今と課題
田邊寛子/まちひとこと総合計画室代表
(休憩 10分)
議論
コーディネーター;後藤春彦(早大創造理工学部長・教授)
参加者 富田(前掲)、佐藤(前掲)、田邊(前掲)、会場の皆様○詳細&申込
http://www.gakugei-pub.jp/cho_eve/1110tomi/index.htm
○参考図書
『季刊まちづくり32』 http://bit.ly/nta1V2