カールスルーエNO.6

 トラムに乗っていざダンマーシュトックへ。トラムの鉄軌道も緑化されていたりしてさすが環境大国ドイツです。グリーンスペースが続き、その後現れた住宅団地「ダンマーシュトック」、団地全体は、巨匠グロピウスが設計しています。
 筆者は、大のグロピウスファンです。第一次世界大戦後の住宅の大量供給方法としてのジードルンク計画や工業化住宅に取り組むグロピウスに魅力を感じたのと同時に北欧の機能主義建築の原点となった形を生み出したことにも敬意を表しているからです。
 それはさておき、この集合住宅近辺は、スーパーマーケットと小規模な商店を除き殆どが住宅である住宅地で市の中心部と大分趣が異なります。集合住宅棟は、並行配置です。高さは大体3層の低層で外部空間は花などの植物に覆われてとても気持ちの良い空間となっています。